『こどものスモールトラウマのためにできること 内面で何が起きているのか』
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ISBN:4393365658
こどもの「行動」にはすべて「理由」がある。
大人はどう関わるべき?
日常で繰り返されるちょっとした「害になる体験」の重大な影響とは。心理学、神経科学、そして九千時間のチャイルド・セラピーから導かれた、大人とこどもの関係のあり方。
受容と支配、「私」と「私の行動」の違い、問題行動、大人の思い通りには動いてくれない理由、罰にならないしつけ等々…発達性トラウマにも発展しうる日常の関わり方についての具体的アドバイス、対処法満載。
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「人をリスペクトするという昔からの価値観と、最新の脳科学の知見が統合された書」
――プレイセラピー インターナショナル会長 モニカ・ジェフコット
「人類の最も偉大な資源は、私たちのこどもの心です」。ウォルト・ディズニーはよくこのように話していたと言われます。しかし今、経済的に発展しているほとんどの国々で、二割にのぼるこどもたちにプレイセラピーあるいはクリエイティブ・アートセラピーによる治療が必要な症状が見られるのが現状です。さらに、このうちの約半数のこどもたちが精神的問題を抱えていると診断されています。
ADHDや自閉症については広く知られていますが、最も頻繁に起きているのは家族関係の問題で、愛着に関する問題も高い頻度で起きています。
こどもの人生に変化を起こすことができる最も重要な人物は両親です。親たちが、自分のこどもたちの心に対して責任があることに気づき、シンプルなアドバイスに従って行動すれば、問題が根を張るのをかなり防ぐことができます。
本書は、私たちが必要としている賢明なアドバイスを与えてくれます。こどもの脳の構造・構成・働きは、どこに生まれても、どんな状況で生まれたこどもでも同じです。一人ひとり違っているのは心で、それは脳が受けた刺激によるものです。そしてこれらの刺激のほとんどは、こども時代、そして誕生前に両親から与えられているのです。
著者のスッダ・クドゥバは、心理学と神経生理学の用語を平明な言葉を使って解釈しました。さらにイラストを取り入れたことでたいへんわかりやすい内容になっています。神経科学の最近の発見と昔からの価値が統合された本書は、両親のみならず、祖父母、叔父や叔母にあたる方にも学ぶところが大きいでしょう。
本書の重要なテーマは「リスペクト」です。たいていの親はこどもから敬意を払われることを望みますが、こどもに敬意を払う親はほとんどいません。しかしリスペクトされることはこどもたちの権利です。彼らは人類の未来そのものなのです。お互いに敬意を払うこと、それはヒーリングが起きるための基本です。…序文より 【目次】
序文
はじめに――どうしてこども時代が大切なのか
邦訳版によせて――有害な生活体験、スモール・t・トラウマ、発達性トラウマ
第Ⅰ部 こどもの脳と大人の脳は異なる
第1章 「リスペクト」の二つの顔
第2章 大人にとってこども時代が大切な理由――リナの旅路 パート1
第3章 主導権を握る脳の部分
第4章 こどもが見ている世界
第5章 こどもの内面の混乱と困惑
第6章 私の行動は、私ではない
第7章 どうして「リスペクト」が大事なのか
第Ⅱ部 こどもたちとの関わり方
第8章 知識を実践につなげる
第9章 つながりがすべてに優先する
第10章 受け入れるか、支配するか――二つの関わり方
第11章 「脅威」を構成しているもの
第12章 受容とはなにか
第13章 努力を認める
第14章 耳と心を傾けて聴く
第15章 「リスペクト」を行動にする
第16章 こんな言い方をしよう
第17章 「そう言ったでしょう!」は使わないほうがいい
第18章 こどもに罰を与えない、こどもを遠ざけないしつけ
第19章 思春期のこどもはなぜ大人に口をきかなくなるのか?
第Ⅲ部 私たちはどんな人間になるか
第20章 もとに戻る
第21章 今も生きている記憶
第22章 リナの旅路 パート2――……私はこどもたちを最優先にしていると考えていた
第23章 リナの旅路 パート3――変化
第24章 声のトーンが意味するもの
第25章 怒り――私の中に火山がある?
第26章 「遊び(プレイ)」という、こどものようなエネルギー
第27章 リチャード――プレイセラピストとしての体験
付録A セラピーで出会ったこどもたちからの手紙
付録B 本書で使われている言葉の説明
謝辞
訳者あとがき
参考文献